ひさしぶりに、眠れない。
一時間くらい、ベッドで寝返りを打って、あきらめて起きた。
やかんに湯をわかして、白湯をいただく。
外は、しっとり雨が降っているらしい。
ラジオ深夜便をききながら、
今月は西郷輝彦が、深夜便の歌で、今日の3時台はトワエモア特集。
1999年のカーサブルータスを読む。
北欧、柳宗理、豆腐。
特集内容は、いまとあまり変わりないね。
まだ、インターネットがそんなにメジャーじゃないころ。
やっぱり、紙媒体は魅力的だ。
田辺誠一がパソコンで編集した自主映画がベルリンの国際映画祭に招待されたとの記事。
あぁ、と思う言葉。
インターネットは物質ではなく、仮想の世界で、本当の世界には存在していないんだよ。
って、そうだよね。
現実というのは、わたしの皮膚、その下にある血管、筋肉、脂肪、内臓、体内の水分、などなどで、構成された、この身体が二本足で立って、白湯を飲んでいる。真夜中に。
ということ。
となりの記事は、直島で安藤忠雄とジェームス・タレルのコラボレートした南寺、木造美術館。高校二年くらいにこの場所に行った。
暗闇にうかぶ月は、間違いなく現実として、目の裏に焼き付いた。宇宙に浮かぶホンモノの月ではない。心に浮かぶ月。
それが、裏側だってことを、記事ではじめて知る。
裏側って、救いようがなく見えて、実は大事にしている部分だ。現実、表があれば裏があるのが現実。
まだ眠れない。
読者に専念しよう。
午前の会議は、寝てしまいそう。