久しぶりに、銭湯へ通っていたころを思い出した。
my洗面器にお風呂セットをいれて、風呂敷に包み
かろんころんと、下駄をならしながら。
高原湯へ通うのが日課でした。
学生のころのアパートにはお風呂がなかったから。
銭湯のタイルや、古くからの縁起のよいあしらいなどが、
各湯によって違うのがまた楽しみ。
やはり、ポピュラーは亀甲や鶴でしたね。
冬は本当に寒かったけど、夕方のお風呂屋さんの匂いは
また格別なものです。
疲れて家に帰り、熱い湯につかると、
頭の皮膚がじわーっと、ゆるみます。
水蒸気の粒がじわーっと、集まるように。
その瞬間は本当に幸せ。
いま、歌川国芳の娘を題材にした小説を読んでいるので、
頭のなかはすっかり、江戸、下町文化、浮世絵草紙に占領されています。
優しい解説がついているので、江戸風俗や浮世絵絵師のはなしや、とても興味深く読みすすめられます。
中崎町にある『本はこころのおやつ』さんにて。
絶賛、おすすめちゅう。
なんと作者さんからのフリーペーパーつき。